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執筆者の写真鈴木 彩乃

SDGsカフェ 〜一石多鳥なグリーンインフラ〜


おうちや身近な空間で過ごす時間が多いこの頃、公園や庭など身近な緑にふれる機会が増えている方も多いのではないでしょうか。まちなかや自然環境の中の緑を守り・増やしていくことは、環境を守るだけではなく、実は災害を防いだり減らしたり、健康づくりに役立ったり、地域を明るく活発にしたり、など様々なこととつながっています。


「自然」が持っている機能や仕組みをいかした道路や公園、ダムなどの施設(インフラストラクチャー)を作り出し、より良いものに整える「グリーンンインフラ」という考え方があります。SDGsカフェ#13では、この「グリーンインフラ」の視点から、金沢のまちのみりょくや、持続可能なこれからのまちづくりについてみなさんと一緒に考えました!


【今回のカフェの役割】

IMAGINEする人: フアン研究員

国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット。


アイデアを提供してくれる人: 西田貴明さん

国内や海外の例を多くまとめた書せきの出版に関わる。グリーンインフラの専門家であり研究家、広報官


石川さんと西田さんの2名をお迎えしてSDGsカフェを開きました。


フアン研究員からは、はじめに金沢のグリーンインフラの紹介がありました。紹介された庭園を見ると、庭園の中にも、地形を活かしたもの、農業や工業で使う用水を活かしたもの、湧き水を活かしたものなど、自然環境とのかかわりは様々な形があることも分かります。




また、「まち・ひと・しぜんの100年」という名前の1970〜2070年にかけての変化をチャートにしたものからは、自然は、ずっと減少しつづけていて、このまま何もしなければずっと減少し続けることが分かります。2030年には駐車場や空き地などといったコンクリートでできた人工構造物(グレーインフラ)が自然を生かしたグリーンインフラになるように、「市民全員が庭師になろう」と市民のみなさんの参加もフアン研修員から提案していただきました!




西田さんからは、はじめに「グリーンインフラとは、自然の持っている機能を活かすことで、経済と社会の両方を良くするということが目的であり、その結果として自然が豊かになっていく。この考え大切にした考え方です。」と教えていただきました。

ご紹介いただいた、まちなかの雨水をためる場としてグリーンインフラを活用しているポートランドの事例では、このグリーンインフラによって雨水が流れ出るのを調整できるだけではなく、地域の見た目や雰囲気が良くなったり、市民が参加する機会が増えたり、人のにぎわいが出てきたり、観光客が増えたり、などの他の良い点も出てきているそうです!



後半のディスカッションでは、フアン研究員の庭園のおそうじの活動も話題に挙がりました。フアン研究員は、金沢のまちの大きさや、人同士のつながりがあったからこの活動がうまく行ってるのではないかとも考えているようです。


今回のカフェでは、金沢でのグリーンインフラの良さや、金沢でみりょく的で持続可能なまちづくりを行うことができる理由を感じる場面がたくさんありました。


環境にやさしいだけではなく、私たちの生活にもやさしいグリーンインフラは一石二鳥ならず、一石多鳥ですね^_^

こうしたさまざまな良さを含むアイデアを出して、みんなで地球、生物、人類に対してやさしい環境づくりを進めましょう!



詳しくは、レポートや動画を、是非ご覧ください!


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