top of page
執筆者の写真理紗 北村

高校時代どう過ごせばいい?AO入試って何?

こんにちは!実行委員代表の北村理紗です。

コンテスト応募締め切りまで残すところもあと少しになりました。今日は、高校生活、大学選びについて書きたいと思います。


私の両親はどちらも大学には通っておらず、専門学校卒です。そのため、大学の話は両親に聞いても全くわからず、勉強や受験は学校に頼りっきりでした。


リサのオーストラリア留学日記🇦🇺🐨🏝」の記事に書いたこととも重なることもありますが、私の通っていた高校は、都立国際高校という目黒区にある学校です。帰国生や在京外国人、留学をする人などがとても多く、国際教育に力を入れており、多様性に溢れる学校でした。私自身英語が得意だったこと、海外に興味があり留学も考えていたこと、何より自由な校風に惹かれたことからこの高校を選びました。


高校1年生はとにかく目の前のことに必死でした。唯一得意だと思っていた英語が私より遥かにできる人、英語だけでなく3・4か国語話せる人、音楽や絵、ダンスなどアートセンスに長けている人、海外でのリアルな実体験がある人、日本でマイノリティーとして生きてきて自分なりの視点を持っている人など、「何かを持っている人」が沢山いるように感じました。一方私はこれといってずば抜けて得意なことがあるわけでもなく、自分には何があるのだろうかと悶々ともしていました。


高校入学前は留学したいと思っていましたが、日々の勉強や宿題、部活に取り組んでいるうちに気が付いたら1年生が終わってしまっていました。1年生のうちから動いていた人の中には、1年の冬に留学し始める人もいて、正直焦りました。このままだと高校3年間何もせずにあっという間に終わってしまうと思い、何かアクションを起こそうと決めました。


2年生になって、次世代リーダー育成道場に申し込み、合格して半年後に留学することが決まりました。そこから、学校生活と部活動の側、校外活動に取り組み始めます。

友達に誘われて出た英語ディベート大会では、4人チームで校内選考を勝ち進み、都大会に出場しました。その年のテーマは選挙制度に関するもので、全然知識もなかったため、みんなで集まって沢山調べました。自分たちの言いたいことを証明するためにデータを集め、どこを突かれても反論できるようにみんなで作戦を練りました。学校の先生も沢山協力してくださり、練習にも沢山お付き合いいただき、臨んだ大会では優勝することができました。


気付いたらもう1月で、いよいよオーストラリア留学に向けて出発します。

この時までは、私は海外大学に進学することを考えており、選択科目も全て英語系の科目を選択していました。留学先での生活は別記事にすでに書いてあるので、こちらをご覧ください。留学生活を通し、今の英語力のまま大学で進んでも100%を吸収しきれないと思ったこと、日本語で興味分野の基礎をしっかりと理解したいと考えたことから、日本の大学に進学することに変えました。


11月末に帰国し、私は1つ下の学年に復学をしました。元いた学年の子たちは、AO入試組は大半が受験を終了しており、一般入試組は受験勉強真っ只中でした。私の高校は約6割がAO入試などの推薦入試(現在、総合型選抜や推薦型選抜と呼ばれているものです)で大学進学をすることもあり、私もAO入試を視野に入れていました。受験を終えた友達から大学受験やAO入試の話を聞いたり、進路指導室で卒業生の受験体験談や大学のパンフレットを読み漁ったりして、だいたいどのような学部に自分は興味があるのか、AO入試を受けるにあたってどのような準備をすべきなのかが分かりました。また、高校生でいられる時間が通常よりも1年間長かったので、「高校生」を特権として、気になったプログラムには片っ端から参加しよう!と思い、動き始めました。当時やっていたことを一覧として出すと、こんな感じです。


ちなみにですが、プログラムやイベントは、Global Edu校外大全プログラムなどのWebサイト、高校生向きのFacebookグループなどから情報を得て、興味のあるものに参加していました。


最初はAO入試のための活動ということもありましたが、活動を通して自分の興味がどこに向いているのかが分かったり、学校外で色々な高校生や大人と出会ったり、新しく色々な考え方や価値観、生き方を発見したりして、どんどん楽しくなっていきました。私は塾に通っていなかったため、AO入試では学校の先生や卒業生に何度も添削をお願いしたり、推薦文を書いてもらったり、一般入試に向けて夏季講習を受けたりわからないところを沢山教えてもらったり、先生方をはじめとし沢山の方に大変お世話になりました。


AO入試では、一次試験は書類審査であることが多いです。その際、志望理由書はどの大学でも大抵必要になり、大学によっては課題小論文やその他任意提出資料が必要な場合もあります。二次試験は面接や、グループディスカッションなどがあります。

一見楽に見えるかもしれないですが、過去自分がどんな経験をしてきて何を思い、それを踏まえて現在の自分は何を考え、そこから将来どのようなことを実現したいのか、そのためになぜその大学で学ぶ必要があるのかなどを論理的に考えていくのは結構難しかったです。AO入試を通して、自分のことを沢山見つめ直し、根底で思っている自分の気持ちを整理し、自分がなぜある分野に興味を持つのかなどをひたすら考えていきました。経験や将来像などに関しては、嘘をつくこともできるかもしれません。でも、大学の先生はきっと見抜くだろうし、仮面を被った自分ではなく真剣に自分に向き合って発見した自分自身で勝負して判断してもらった方が、入学後に「この大学はやっぱり合わない」というような不一致はなくなると思います。それに、自分自身で勝負して、自分の思いが大学側に伝わった時の達成感は言葉では表せないほどでした。


自分がなぜ大学に通いたいのか、なぜそれを学びたいのか、将来どのような方向性に向かっていきたいのかを一度考えてから大学に入学することで、その後の大学生活が大きく変わってくると思います。大学は通常4年間あるとはいえ、本当にあっという間です。私もこの間入学したばかりなのに、もうすぐ大学3年生になります。ぼーっと特に何もせずに過ごすこともできてしまいます。でも、自分の興味を深ぼったり、何かを探究していくには最高な環境です。大学進学を考えている人には、ぜひ入学前に考えてみてほしいなと思います。


ここまで大学について書いてきましたが、経済的理由で大学進学や行きたい私立大学を諦めたりする人もいるかもしれません。でも、手続きは少々ややこしくはありますが政府や大学、民間団体がやっている奨学金があります。海外大学に関しても、日本政府やその国の政府、また民間団体がやっている奨学金が沢山あります。いまだに留学生も学費が無料の国もあったりします。私の友達にも、日本の大学に通うよりも安い金額で海外の大学に通っている人が実際にいます。私自身も、今私立大学に通っていますが、学費の半分は給付型奨学金、もう半分は貸与型奨学金でまかなっています。経済的理由で大学進学などを悩んでいる人は、ぜひ調べてみてください!!きっと自分に合った道が見つかるはずなので、ぜひ挑戦してほしいなと思います。


ぜひ、中学・高校時代を謳歌して、沢山挑戦して、失敗して、学んで、思いっきり楽しんでください!ではでは、SASS2020の応募もお待ちしております^_^


閲覧数:1,928回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page